長野県中野市で立てこもり事件を起こし、4人を殺害した青木政憲容疑者について「統合失調症ではないか」「発達障害抱えていたのでは」との声が上がり始めています。
このことについてまとめていきます。
青木政憲が統合失調症っぽいといわれる理由
青木政憲容疑者が高齢女性2人を襲った理由として
「ひとりぼっちであることをののしられたと思った」
「警察官に射殺されると思った」と
犯行の動機を明かしました。
「被害者の女性に悪口を言われたと思って殺した。射殺されると思ったので警察官も殺した」などと供述している。
この供述が報じられたことから
青木政憲容疑者は「統合失調症なのではないか」という声が
ネット上でちらほら出てくるようになりました。


なぜ統合失調症といわれるのかをまとめていきます。
(※5/27時点で容疑者が
統合失調症であるなどの報道は出ていませんでした。)
どのような病気ですか?
統合失調症は、考えや気持ちがまとまらなくなる状態が続く精神疾患で、その原因は脳の機能にあると考えられています。
約100 人に1 人がかかるといわれており、決して特殊な病気ではありません。
思春期から40歳くらいまでに発病しやすい病気です。
薬や精神科リハビリテーションなどの治療によって回復することができます。
亡くなった高齢女性2人は散歩仲間で
毎日のように一緒におしゃべりをしながら
歩いていたそうです。
近所の女性は、2人の話し声が
屋内にいても聞こえてきて
楽しそうにしていたと話していました。
2人はつい最近散歩ルートを変えたそうで、
青木政憲容疑者の自宅前の道を
散歩していたといいます。
別の女性は楽しそうな会話が
聞こえてきたというのに対して、
容疑者は悪口を言われたと話しています。
統合失調症の症状には
「自分のことを言われている」と
実際にはそうでないのに思い込んでしまったり、
悪口の幻聴が聞こえたりというものがあります。
そのため、青木政憲が主張する
悪口をいわれたというのは思い込みで
統合失調症の症状によるもの
なのではないかといわれています。
ネット上では統合失調症の他にも
発達障害や精神疾患について
さまざまな意見が出ています。
今後、責任能力を問うために
精神鑑定などを受けるのかもしれませんね。
【追記】青木政憲容疑者にはやはり精神的に不安定な面があったようです。
大学時代には「盗聴されている」「部屋に監視カメラがある」などと
発言していたことがわかりました。
また、両親は病院の受診をすすめたものの
「俺は正常だ」として拒否をしていました。
東京でアパート暮らし「盗聴されている」
そして、異変が起きた。家族が青木容疑者の携帯電話にかけても出ない。折り返しの連絡もない。心配した両親は車で急ぎ上京した。姿を現した青木容疑者には生気が感じられなかった。「顔面蒼白(そうはく)で目もうつろだった」。そう振り返る母親は、今回の事件の動機と同じ言葉を耳にする。 「大学でみんなに『ぼっち』とばかにされている」 異変はそれだけではなかった。住んでいたアパート1階の部屋に入る際、青木容疑者は「ここは盗聴されているから気を付けて」と言った。聞くと、盗聴を恐れて携帯電話の電源も切っており「部屋の隅に監視カメラがある」。だが、両親にはカメラがあるようには見えなかった。両親は青木容疑者を実家に連れて帰った。 両親は病院の受診を勧めたが、青木容疑者は「俺は正常だ」と拒否した。「ぼっち」とばかにされている 事件までに少なくとも2回、不満あらわに 昨年夏、青木容疑者が営む中野市内のジェラート店で、仕事を手伝っていた人について「ぼっちぼっちと俺のことをばかにしていた」と怒りをあらわにしたことがあった。その人は「そんなこと思っているわけもないし、言ったこともない」と説明した。 さらに昨年、ある男性がジェラート店内の写真を店員の許可を得て撮影していたところ、青木容疑者が後から店に入ってきたことがあった。男性が愛想よく笑ってあいさつすると、青木容疑者は「出てけ」と威圧するような態度を取り、周囲が制止した。 父親は「笑顔の人がいると、にやついて見えるのか、ばかにされていると感じてしまうところがあった」と話す。女性2人と警察官2人が犠牲となった今回の事件に対し、父親は「4人の犠牲になられた方、そしてご家族の状況を受け止めながらおわびするしかない」。ぐっと目を閉じ、続けた。「おわびしても許されるものではない…」
この記事の出来事を読んで、
青木政憲は正常だなんて思う人はいないでしょう。
やはり何かしらの精神的な病気を抱えていた可能性は十分にあると思います。
無罪の可能性は?
刑法39条1項には心神喪失者の行為は、罰しない。とあります。
人を裁くためには、「やってよいことと悪いこと」の区別ができ、
その区別にしたがって自分の行動を
コントロールできることが前提となります。
もし仮に容疑者が統合失調症と診断されることがあれば
無罪になることがあり得るのでしょうか?
調べてみると、次のようなことが書かれていました。
親族以外の人間が殺害された事件では、たとえ被告人に精神障害が認められても、責任能力を否定して無罪判決を下すことはまずありません。
理由としては殺人罪などの重大犯罪では、
国民の多くが責任能力がないとの理由で
無罪になることに強い抵抗感を持っていて、
このことを裁判所が考慮するからだそうです。
今回の事件では、もし無罪なんて判決がでたら
納得がいかない国民がほとんどになるでしょう。
そのため、無罪という可能性は低いと思います。
まとめ
青木政憲に精神疾患があるのでは?という
世間の意見をまとめました。
犯罪者が精神疾患を抱えているケース、
抱えていないケース様々あると思います。
この記事は精神疾患を抱えている人は
犯罪を起こすと主張したいわけではなく、
世間の声をまとめ、
精神疾患を抱えていた場合の無罪の可能性について
調査したものであることをご了承ください。
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