学科試験の対策はしっかりできていますか?
学科試験は様々な問題が出てきますので、対策もかなりしなくてはいけません。
運転免許の学科試験を乗り越えるコツはとにかく数多くの過去問題に触れることです。
運転免許の問題は限りがあるので、過去問題に多く触れることが一番の対策となります。
多くの問題を解いて慣れていきましょう。
今回は運転免許試験で出やすく間違いやすい図・標識問題を中心に20問用意しました。
図や標識問題は簡単そうに見えて、似ているものが多いため間違えてしまうことが多々あります。
一見簡単そうなため対策に手を抜きがちになってしまいますが、一発合格には欠かせないため何度も見返して図と標識問題をマスターしていきましょう。
間違えやすい図・標識問題を20問用意しましたので、簡単な解説も含めて参考にどうぞ。
目次
図・標識問題のポイント
標識と表示は合わせて約200種類以上あり、そこから学科試験で出題される問題は約60種類となります。
学科試験では問題の約1割以上が標識、表示問題で出題されます。決して多くはありませんが必ず出る問題で、簡単そうに見えるからこそ様々なひっかけの問題を出してきます。
数多くの問題を解いて、傾向やパターンを徐々につかんでいきましょう。
図・標識問題①
答え ×
この標識は、「歩行者専用道路」です。
歩行者というものに明確な定義はありませんが、
一般的に道路上で車両以外の方法を使って移動している人になります。
また道路交通法第2条第3項においては次のような方も、
規定として歩行者となっています。
①身体障害者用の車椅子又は歩行補助車等を通行させている者
②大型自動二輪車若しくは普通自動二輪車、二輪の原動機付自転車又は二輪若しくは三輪の自転車(これらの車両で側車付きのもの及び他の車両を牽引しているものを除く。)を押して歩いている者
図・標識問題②
答え ×
この標識は「幅員減少」です。
幅員とは道幅が狭くなることを言いますので、
この先は道幅が狭くなりますよという警告の標識になります。
ちなみに車線減少は下の標識になりますので、ぜひ幅員減少の覚えてお警戒標識になりますので一緒に覚えておきましょう。
図・標識問題③
答え ×
この2本の路側帯は、駐車も停車も禁止です。
路肩の駐車方法については様々なルールがあるので覚えていきましょう。
路肩の状況により異なる路肩での駐車方法
路肩の状況により駐車方法が定められています。歩道や路側帯の有無、路側帯の幅を確認してから車を停めましょう。
●歩道も路側帯もない道路
歩道や路側帯がない道路では、「道路の左端に寄せて」車を停めます。
●歩道がある道路
歩道がある場合は「車道の左端に寄せて」車を停めます。
●路側帯のある道路
まず路側帯の幅を確認しましょう。路側帯の幅が0.75m以下かどうかで停める方法が変わります。0.75m以下の場合、路側帯には入らず車道の左端に沿って車を停めてください。一方、0.75mを超える場合は「路側帯に入り、車の左側を0.75m以上空けた状態」で車を停めます。路側帯へ車を停める場合には、幅だけでなく種類も確認してください。
路側帯の種類により異なる駐車方法
さらに、路側帯の種類によっても駐車方法が定められています。
●普通の路側帯(白線一本)
前述の通り、路側帯の幅が0.75mをこえる場合は、路側帯内に入って止まることができます。
●駐停車禁止路側帯(左側に白の破線、右隣に白線の2本)
幅が広くても路肩に入れません。車道の左端に寄せて車を停めます。
●歩行者用路側帯(白線が2本)
幅が広くても路肩に入れません。車道の左側に寄せて車を停めます。
「チューリッヒ保険会社HPより引用」
図・標識問題④
答え ×
この標示は駐車禁止です。停車は禁止されていません。
駐車とは
1.車が継続的に停止
・客待ち、荷待ちによる停止
・5分を超える荷物の積みおろしのための停止など2.運転者が車から離れて、すぐに運転できない状態での停止
停車とは
1.人の乗り降りのための停止
2.5分以内の荷物の積みおろしのための停止
3.運転者がすぐに運転できる状態での短時間の停止
「運転免許学科試験模擬問題集より引用」
図・標識問題⑤
答え ◯
この標示は「立ち入り禁止」です。
図・標識問題⑥
答え ×
この標識の場所では、二輪車(原動機付自転車も含む)の通行は禁止です。
図・標識問題⑦
答え ×
この補助標識は、交通規制の終わりを表わしています。
始まりを表す標識は以下の3つになるので、併せて覚えておきましょう。
図・標識問題⑧
答え ◯
警察官が腕を垂直に上げた状態の時、並行する交通は黄信号と同じになります。
警察官の身体の正面に対して平行する交通は青信号、対面する交通は赤信号になり、仮に腕を降ろしていても同じです。
図・標識問題⑨
答え ×
中央線を表わすもので、必ずしも道路の中心とはかぎりません。
図・標識問題⑩
答え ×
この標識は、すべての交通、歩行者、車両の通行止めを表わしています。
- 自動車
- 原動機付自転車
- 軽車両
また、特定の車両の通行を禁止している標識もあります。
二輪の自動車以外の自動車通行止め
車両(組合せ)通行止め
他にもありますので、しっかりと覚えていきましょう。
図・標識問題⑪
答え ×
この標示は「停止禁止部分」です。
この表示は警察署や消防署が出入りする前にあることが多く、
仮に信号の一時停止だとしても停止してはいけません。
前方で混雑していて停止線の中で身動きがとれなさそうなときには、
その場所に進入もしてはいけませんので覚えておきましょう。
図・標識問題⑫
答え ◯
横断歩道や自転車横断帯の手前で止まっている自動車がある時は、一時停止しなければなりません。
横断歩道付近は歩行者との危険が多く付きまとうため、
事故も多く注意しなくてはいけないポイントも多くあります。
そのため出来そうで出来ないという曖昧な問題が出題されますので、
しっかり対策しましょう。
図・標識問題⑬
答え ○
「専用」の文字に惑わされそうですが、小型特殊自動車、原動機付自転車、軽車両は通行可能です。また、他のクルマでも右左折する場合や工事などでやむを得ない場合、緊急自動車に進路をゆずる場合などは通行することができます。
上記の標識と注意してほしいのが優先標識です。
標識や標示によって路線バスなどの優先通行帯が指定されている道路では、路線バス以外の自動車も通行できます。
しかし
・右左折のため道路の右端、中央や左端に寄る場合
・道路工事などでやむを得ない場合
を除き次のようにしなければなりません。
- 路線バスが近づいてきた時は、速やかにそこからでなければなりません
- 交通が混雑していて、路線バスなどが近づいてきてもそこから出られなくなるおそれがあるときは、初めからその通行帯に入ってはいけません。
- 小型特殊自動車、原付、軽車両(自転車等)はそのまま優先通行帯を通行できます。
「かめちゃん自動車学校より引用」
図・標識問題⑭
答え ×
「自転車及び歩行者専用」です。自転車以外の車は通行できません。
図・標識問題⑮
答え ×
警笛区間内であることを示しています。
警笛区間内ではずっとならせばいいというわけではありません。下記の対応をしなければなりません。
区間内で、次の場所を通行する時は警音器をならさなければなりません。
・左右の見通しのきかない交差点
・見通しのきかない道路の曲がり角
・見通しのきかない上り坂の頂上付近
図・標識問題⑯
答え ◯
問題の通り、可能です。
図・標識問題⑰
答え ×
自転車(軽車両)を含め車は通行できません。
このほかにも安全地帯の表示がありますのでご紹介します。
安全地帯表示
立ち入り禁止表示
ちなみに似ていますが、下の表示は立ち入り禁止ですので注意しましょう。
図・標識問題⑱
答え ×
この標識(停止線)の直前で停止します。
図・標識問題⑲
答え ×
車は横断してはいけないことを示しています。
転回禁止の標識はこちらになります。
図・標識問題⑳
答え ×
「身体障害者標識」です。肢体が不自由な人が運転していることを示しています。
「聴覚障害者」の方を表すマークは以下のものになります。
最後に
いかがでしたでしょうか?
学科試験は簡単と言われていますが、実際は対策しなければ落ちてしまう可能性は多いにあります。
今回の図・標識問題もおろそかにせず、何度も復習して一発合格を目指してくださいね!
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