皆さん学科試験の勉強は大丈夫ですか?
学科試験は仮免学科試験と本免学科試験がありますが、どちらも90点以上正解しないと合格しません。
参考書を読んでも眠くて途中辞めにしたり、問題集を読んでも分からないから、ぶちゃけ本番でいいやと思うと痛い目にあいます。
学科試験を甘く見てると、試験に落ちて何度も免許センターや教習所に通うことにな
りますので、是非90点以上超えるように対策してください!!
運転免許の学科試験一発で合格していきたいですよね。
今回は運転免許学科試験で間違えやすい、ひっかけ問題を20問用意しました。
常識問題と基礎問題は参考書を読めば対策できますが、ひっかけ問題は対策が難しいです。
ひっかけ問題でもっとも間違えやすいので、問題を注意深く読んで解くことが大事です。
ここのポイントを理解すれば、合格できる可能性が上がります。
ひっかけ問題を20問用意しましたので対策していきましょう。
解説付きで用意しましたので参考にどうぞ。
目次
ひっかけ問題のポイント
ひっかけ問題①
答え×です。
これは、常識を逆手にとった悪質なひっかけ問題です。「必ず」という文が入っていれば、疑ってかかるようにしましょう。理由は、緊急車両(救急車&消防車&パトカー)はその場限りではないからです。
ひっかけ問題②
答え〇です。
道路上でキャッチボールって常識的におかしいと思いますが、他の交通の妨げにならなければキャッチボールしてもよいということです。これ知らない人多いと思いますので気を付けましょう。
ひっかけ問題③
答え×です。
緊急車両が近づいてきたら交差点を避けて、道路の左側によって一時停止することが原則です。(一方通行の場合は道路の右側、左側どちらによっても可)
交差点の手前で緊急車両が接近してきた場合は、交差点へ進入せずに道路の左端に寄って停止するのが正しい対応の仕方である。
交差点内への進入が許されない状況だけに徐行では不十分であり、確実に一時停止しなければならないことがポイントだ。
片側2車線道路の右側の通行帯(追越車線)を走行している場合は迅速に左側車線へ移動し、緊急自動車のために右側車線を空けることが望ましいが、渋滞しているなどの交通の状況次第ではそれが困難なケースもある。
その場合はとにかく緊急車両の通行の邪魔にならないよう臨機応変に対応したいところだが、緊急車両のマイクによる指示を受けた時はそれに従うようにしよう。
ひっかけ問題④
答え×です。
原則は追い越し禁止ですが、例外として車両通行帯がある場合は追い越しを行うことが出来ます。車両通行帯とは車両が通行できる部分を細かく区切るために設けられる道路標示であり、ここでは片側2車線以上の道路における車両のことと考えたら良いです。
道路交通法第30条第2号(追越しを禁止する場所)
車両は、道路標識等により追越しが禁止されている道路の部分及び次に掲げるその他の道路の部分においては、他の車両(軽車両を除く。)を追い越すため、進路を変更し、又は前車の側方を通過してはならない。
一 (略)
二 トンネル(車両通行帯の設けられた道路以外の道路の部分に限る。)
(以下略)
ひっかけ問題⑤
答え〇です。
一般道路の路側帯は、駐停車出来ないと思いがちですが、路側帯の幅が広い場合は0.75メートル以上の余地をあければ駐停車出来ますので覚えておきましょう。
引用:https://www.axa-direct.co.jp/auto/introduction/useful/shoulder.html
間違えやすい例:駐車禁止路側帯(実線と破線の計2本)と歩行者用路側帯(実線2本)
以下は駐車禁止となりますので気を付けましょう。
駐車禁止路側帯
歩行者用路側帯
引用:https://www.axa-direct.co.jp/auto/introduction/useful/shoulder.html
ひっかけ問題⑥
答え×です。
バス運転時間帯のバス停留所の標示板から10メートル以内の場所が駐停車禁止となります。前後10メートル以内ではないので間違えないように気を付けましょう。
昭和53年10月30日
国家公安委員会告示第3号
交通の方法に関する教則
第五章 第八節
「駐車と停車」の中の、駐車や停車もしてはいけない場所として、
「バス、路面電車の停留所の標示板(標示柱)から10メートル以内の場所(運行時間中に限ります。)」
ひっかけ問題⑦
この標識がある場所では、自動車はもちろん原動機付自転車や軽車両も通行が禁止されている。
答え〇です。
この標識は「車両通行止め」です。
「車両通行止め」とは軽車両(自転車・荷車など)を含むすべての車両の通行が禁止されているという意味でので設問のとおりとなります。
「車両進入禁止」の標識と意味を混同し、よく間違えやすい標識なので気を付けましょう。
ひっかけ問題⑧
答え×です。
「車両進入禁止」の標識は、交差点の一方通行の出口などにあり、「この標識は軽車両(自転車、荷車)を含むすべての車両はこちらから進入してはいけません」という意味です。
また、この標識の下に「軽車両は除く」という補助標識が付いていれば軽車両は進入できます。
先の「車両通行止め」の標識と似ており意味も勘違いしやすい標識ですので気を付けましょう。
ひっかけ問題⑨
答え×です。
この標識は「一方通行」の標識です。
「左折可」と「一方通行」とよく似ているので間違えないようにしましょう。
ひっかけ問題⑩
答え×です。
「すべての車」とは
- 自動車
- 原動機付自転車
- 軽車両
のことを意味します。たとえば自転車(軽車両)は交差点で右折することは出来ません。
また、二段階右折の原動機付自転車も同じように、一度で右折することは出来ません。
つまり、「すべての車」が右折することは出来ないので×となります。
ひっかけ問題⑪
答え×です。
この設問はひっかかりやすいので注意しましょう。歩行者のそばを車で通行する場合は、安全な間隔をあけるか、徐行するかのどちらかでいいので×になります。
【道路交通法第18条の2】
車両は、前項の規定により歩道と車道の区別のない道路を通行する場合その他の場合において、歩行者の側方を通過するときは、これとの間に安全な間隔を保ち、又は徐行しなければならない。
ひっかけ問題⑫
答えは〇です。
道路標識の設置に有無に関わらず、道路工事現場の端から5メートル以内の駐車は禁止されていますが、停車は可能です。
*停車と駐車の違いについて
荷物の積み下ろしは、停車する時間によって駐車と停車に分かれます。
人の乗り降りのための停止は時間に関係なく停車できます。
駐車とは
1.車を継続的に停止すること。
- 客待ちによる停止
- 5分を超える荷物の積み下ろしの為の停止
2.運転者が車から離れて、すぐに運転できない状態での停止
停車とは
1.人の乗り降りのための停止
2.5分以内の荷物の積み下ろしの為の停止
3.運転者がすぐに運転できる状態での短時間の停止
ひっかけ問題⑬
答え×です。
「必ず~しなければならない」という問題は、先に挙げたひっかけ問題のポイントとしてお伝えしましたが、間違えないように注意深く読んで解いていきましょう。
道路交通法施行令第26条の3の2では、シートベルト着用義務が免除されるケースが詳細に規定されています。以下のとおりです。
一 負傷若しくは障害のため又は妊娠中であることにより座席ベルトを装着することが療養上又は健康保持上適当でない者が自動車を運転するとき。
二 著しく座高が高いか又は低いこと、著しく肥満していることその他の身体の状態により適切に座席ベルトを装着することができない者が自動車を運転するとき。
三 自動車を後退させるため当該自動車を運転するとき。
四 法第四十一条の二第一項に規定する消防用車両(次項第四号において「消防用車両」という。)である自動車の運転者が当該消防用車両である自動車を運転するとき。
五 人の生命若しくは身体に危害を及ぼす行為の発生をその身辺において警戒し、及びその行為を制止する職務又は被疑者を逮捕し、若しくは法令の規定により身体の自由を拘束されている者の逃走を防止する職務に従事する公務員が当該職務のため自動車を運転するとき。
六 郵便物の集配業務その他業務のため自動車を使用する場合において当該業務に従事する者が頻繁に当該自動車に乗降することを必要とする業務として国家公安委員会規則で定める業務に従事する者が、当該業務につき頻繁に自動車に乗降することを必要とする区間において当該業務のために使用される自動車を運転するとき。
七 自動車に乗車している者の警衛若しくは警護を行うため又は車列を組んでパレード等を行う自動車に係る交通の安全と円滑を図るためその前方及び後方等を進行する警察用自動車(緊急自動車である警察用自動車を除く。次項第七号において同じ。)により護衛され、又は誘導されている自動車の運転者が当該自動車を運転するとき。
八 公職選挙法(昭和二十五年法律第百号)の適用を受ける選挙における公職の候補者又は選挙運動に従事する者が同法第百四十一条の規定により選挙運動のために使用される自動車を当該選挙運動のため運転するとき。
引用:道路交通法施行令
ひっかけ問題⑭
答え〇です。
悪質な周りに迷惑をかける急ブレーキは、交通違反ですが、やむを得ず危険を避けるための急ブレーキは違反になりません。
ひっかけ問題⑮
答え×です。
原則として荷台に人を乗せることは違法となります。ただし、例外として以下のような但し書きがあります。
道路交通法 第55条(乗車又は積載の方法)
ただし、もつぱら貨物を運搬する構造の自動車(以下次条及び第五十七条において「貨物自動車」という。)で貨物を積載しているものにあつては、当該貨物を看守するため必要な最小限度の人員をその荷台に乗車させて運転することができる。
トラックなどで、荷物を監視するためなら、必要な最小限度の人員をその荷台に乗せて運転することができるということです。必要最小限の人数が何人なのか、細かい規定は記されていませんが常識的に考えれば、一人から二人までということでしょう。
ひっかけ問題⑯
答え×です。
間違いの多いポイントとしてよく出題されます。
一般道路での普通自動車の法定速度は60㎞です。
一般道路での法定速度が、60km/hの車は
- 大型乗用自動車
- 大型貨物自動車
- 中型乗用自動車
- 中型貨物自動車
- 普通乗用自動車
- 普通貨物自動車
- 総排気量660cc以下の普通自動車
- ミニカー
- 大型特殊自動車
- けん引自動車
- 大型自動二輪車
- 普通自動二輪車
ひっかけ問題⑰
答え×です。
12歳未満の子供は3人で大人2人分です。計算すると「運転者1人+子供9人(大人6人)」となり7人となりますので人数オーバーになります。
運転者を合わせた子供7人までなら乗せて運転することが出来ます。
ひっかけ問題⑱
答え×です。
余程のことがない限りクラクションを鳴らしてはいけません。ちなみに交差点でクラクションを鳴らしている方を見かけますがこれは、交通違反となります。
「道路交通法第54条2項は、法令の規定でクラクション(警報器)を鳴らさなければならない場合や、危険を防止するためにやむを得ない場合以外は、クラクションを鳴らしてはいけないと定めています。
前の車が遅いから腹いせでクラクションを鳴らすと道路交通法第12条1項6号により、2万円以下の罰金又は科料の対象となります。
ひっかけ問題⑲
答え×です。
普通貨物自動車は補助標識で指定されていません。大型貨物自動車のみ補助標識で指定されていますので、×になります。
ひっかけ問題⑳
(座席ベルト及び幼児用補助装置に係わる義務の免除)
法第71条の3第1項ただし書きの政令で定めるやむを得ない理由があるときは、次ぎに掲げる通りとする
自動車を後退させるため当該自動車を運転するとき
道路交通法施行令第26条の3の2第1項より
一発合格の極意
1.とにかく問題をしっかり読むことです。問題文は、ほとんどが1,2行ほどの短い文章です。読み間違いがないように気を付けましょう。
2.「必ず、絶対、どんなときでも~しなければならない」といった問題は×の割合が多いので、簡単な問題としても疑ってかかった方が良いです。
最後に
運転免許の学科試験は9割が合格だと言われております。
その為問題集を解くなり、自分で理解を深めて合格へとつなげてくださいね!
また私の方でも、みなさんの為に問題を作成し、学科試験合格に向けて応援致します!!
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