新宿スワンといえば、綾野剛演じる白鳥龍彦(しらとりたつひこ)が、スカウトという仕事を通じて歌舞伎町の裏社会を描いた作品です。
この話って本当に存在するの?
そう思う方もいるかもしれません!
実は私元新宿のスカウトで過去に働いていたことがございます。
経験談を元にいくつかエピソードをお話できればいいかなと思います!
必見です。
新宿スワンって?
出典:https://www.cinematoday.jp/
新宿スワンは、主人公の白鳥龍彦(タツヒコ)が歌舞伎町を拠点として、様々な歌舞伎町の裏社会を描きながら成長していく作者の体験を元に書いた漫画です。
新宿スワンっていわば、
①会社ごとの縄張り争い
②スカウトした女の取り合い
③大規模な喧嘩シーン
これを元に成長していく龍彦にかなり見どころがありますよね!
実際スカウトいう職業は一体どのような職業なのでしょうか?
次章ではスカウトの知られざる職業についてまとめましたので、良ければご覧ください!
スカウトという職業って?

よく都心の方もしくは、中心街に出向くと、怖いオラオラしたお兄さんが立っているのを見かけたことはありませんか?
あれって大体キャッチといわれる職業の人達だと思うですが、キャッチにはいずれかの種類に分けられております。
・居酒屋のキャッチ
・スカウトマン(夜職系)

・ただのナンパ?

だいたいこの3種類であると区分けされています。
(芸能関係のキャッチはどうなの?カラオケのキャッチは?というお答えに関しては、夜にオラオラしているコワイお兄さんというカテゴリーでしたら以下3つであると踏まえている為、ご理解お願い致します。)
だいたいこの3つに区分けされると考えています。
しかし、この中で最も過酷であるのがスカウトマンという職業だと私は考えております
スカウトマンといえども、女優、モデル、歌手等といった地上波に出る機会を与える芸能関係者ではなくて、キャバクラ、AV、性風俗店など夜のお店に勧誘する仕事の事です。
女の人だったら一度は以下のような声掛えがあるかもしれません!
「お姉さんどうですか?夜の仕事興味ないですか?」
「もっと稼ぎたくないですか?」
「ちょっと働いて会社員レベルじゃないよ給与!」
「俺がいい店紹介するぜい」
なんかチャラい感じの声掛けもいれば、仕事感を出してくる感じの声掛けの仕方もあると思います。
これは年齢層に応じた声のかけ方をしているそうです。
そして給与体系はどうなのでしょうか?
以下にまとめておきましたのでご覧ください。
給与体系は?

仕事内容:夜職に女の子を勧誘
給与:完全歩合制(0円~何億まで)
交通費:自費
福利厚生:先輩から奢ってくれるかも?
この仕事のメリットとしては、会社員やアルバイトではないため、給与から所得税などが天引きされず、ダイレクトでそのまま入ってきます。
それはつまり、日本の法律上働いている人とみなされずに、無職というカテゴリーにされてしまいます。
その為、健康保険の申請をわざわざしないといけません。
また、住宅を借りる際にもどこの企業に属しているかという信用がない為、賃貸が借りにくいというデメリットが生じております。
よくフリーランスや独立したばかりの人が、賃貸に困るのと同じニュアンスだと思います。
しかし、もし仮に何億という金額が稼げるとすればどうでしょうか?
会社員の給与体系は4000万を超えると、479万円も所得税を支払う必要性があるのです。
そう考えると、無職というカテゴリーでお金がダイレクトにもらえるスカウト業は稼げる人であればいいのかもしれません。
では次章では、実際スカウトマンは稼げるのかどうかについてお答えしていきたいと思います!
実際稼げるのは5%もいない!
私の実体験としては、稼げる人というのは
スカウトマン全体で5%程度であると体感しております。
今回稼げるというのは、
「衣食住に普通に困らない水準」
というレベルの話です。
飲食店で週5で働ければ、大抵20万ほどで衣食住に困らない程度の生活が出来るはずなのです。
つまり普通にアルバイトをしている人の水準以上の生活すらできない人がいるという事実があります。
私が見た中で最も多いのは、
給与:0円/月

え??????まじ??
そう思う方も多いかもしれませんが、これがダントツに多いです。恐らくスカウトの世界で半分以上の人がこの給与体系の中で、他にアルバイトをしながら生活しているという現状なのです。
そして、稼げている5%というと、
給与:30万~1億/月
え????1億円はかせぎすぎ。。。
私が聞いた中では月30万くらいが最低ラインで、最高ランクだと1億円を聞いたことがあります。
一体なぜこんなにも差が出てしまうのでしょうか?
理由としては、スカウトはトップが儲かるような方式となっているのです。

【バック制度の流れ】
ナンバー2(玉城・伊理)➡代表
ナンバー3(小山・山崎)➡ナンバー2(玉城)
ナンバー4(山田・伊吹)➡ナンバー3(小山)
ナンバー5・・・・・・・・・・・・・etc…..
つまり最下位層となればなるほど、役職に就いている人達の対して売上の5%、10%を搾取される仕組みとなっているのです!!!
最下位層の人はつまり、ここから逃れるために
上司の売上を超えて、役職に就く
この選択肢以外スカウト業界で出世する道はほとんどありません。
そもそもスカウト自体個人で基本的に活動しているため、売上が全てなのです!
スカウトをやろうかなもしくは検討しているという人であればすこし考えてみる必要性がありますね。
そもそも上司の人は、元々女の子をスカウトしていたため
①スキルが格段に違う
②何もしなくても月100万以上がざらにいる
元々スカウトしている女の子も数多くいる為、先輩の倍以上もしくはそれ以上の成果を収める必要性があります。
そしてなおかつその上司よりもスキルが高くなければいけませんよね。
そう考えるとスカウトはかなり過酷な仕事であり、半端な気持ちで稼げる仕事ではないのです。
稼げているのはごく少数で、そのうちその売り上げ0円の人たちは消えていきます。
それが95%の人たちの現実なのです。
肝に銘じて欲しいものです。
さいごに
いかがだったでしょうか?
今回は新宿スワン実話編のスカウト給与編を見ていただきました。
稼げる人もいれば稼げない人もいる。
まさに弱肉強食の世界ですよね。
龍彦もこのように弱肉強食で勝ち抜いた上位5%であることが言えそうです。
また次章では、スカウト会社の島争い・バック金額がどれくらいかについてお話できたらなと思っております。
ではお見逃しなく!
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